今よりちょっといい暮らし、学生と考えるFABライフ@鎌倉市役所(2024.5.11)
2024年5月11日、神奈川大学経営学部の道用ゼミと鎌倉市が共同で「今よりちょっといい暮らし、学生と考えるFABライフ」というプロジェクトが開催されました。このプロジェクトは、2021年に締結された包括連携協定に基づいて行われ、市民の日常の困りごとや「あったらいいな」という要望を学生が3DプリンターやIoT技術を活用して解決することを目的としています。
プロジェクト当日には、こどもから大人まで8名の市民が参加しました。道用准教授からデジタルファブリケーションについての説明があり、その後、参加者はグループに分かれてディスカッションを行いました。参加者は、砂が入らないカバンや風で飛ばない帽子など、日常の問題を共有し、それに対する解決アイデアを考えました。
当日の様子
インタビュー結果まとめ
私たちのグループが行ったインタビューの内容を模造紙にまとめました。
現状の課題
- 海が近く、風が強いために帽子が飛ばされること
- 帽子を頻繁に洗うのが難しいこと
- 鞄の中で小銭が見つからない、水筒が倒れるなど、荷物の整理がうまくできないこと
- 学校のお道具箱の中で書類がぐちゃぐちゃになってしまうこと
具体的な悩み
- 強風で帽子が飛ばされないようにするための工夫が、見た目に影響する
- 鞄の中の物が見えにくく、必要な物をすぐに取り出せない
- 帽子を洗っている間、代わりになるものが見つからない
提案された解決策
- 帽子が風で飛ばないように、つばの上部分で固定できる仕組みを開発する
- 仕切りのサイズを調整できる鞄を設計する
- お道具箱の下に棚を追加し、書類を整理するスペースを作る
これらの課題を解決するために、学生たちはデザイン思考のプロセスを活用し、プロトタイピングとテストを行いました。模造紙にまとめられたアイデアは、最終的な発表会で市民に共有されました。